今回は縄文時代の石器について紹介します。日本の歴史は石器にありです。
縄文時代の人々は金属を利用する方法をまだ知りませんでした。
そのためこの頃の人々は生活に必要な道具を石や動物の骨、貝殻、木などでつくりました。
中でも一番大事な道具は石器でした。いろいろな道具が石で上手につくられました。
特に、この時代には無土器時代のように、ただ石を打ちかいて作ったものではなく磨きをかけて鋭くしたものが現れました。
それも、時代が経つにつれて段々と立派なものがつくられるようになりました。
石器の種類はいろいろありますが主なものは矢じり・槍・斧などです。
矢じりは鳥や獣をとらえるときに使う最も大事な道具でした。
大きな木を切り倒したり、土を掘ったりするときに使う斧も大切な道具でした。
その他、木の実を打ち砕くときに使うすり石や皿穴を開ける時に使うきり、獣の皮を剥ぐ時に使う皮はぎなどがありました。
また、石器とは違いますが獣の骨や角で作った釣り針や縫い針などもこの時代によく使われました。