今回は四足平等について、日本の歴史を紹介します。

四足平等とは?

1869年(明治二年)には士農工商という封建時代の身分の区別が取りやめになりました。
そして、今まで農工商の仕事をしていた人たちはみんな一緒に、平民と呼ばれるようになりました。

農工商より下にわかれえた・非人と呼ばれて卑しめれていた人々も続いて平民になりました。

武士は士族と呼ばれ特に公卿や大名だった人たちには新しく華族という身分が与えられました。

このように、華族・士族・平民という区別はありますがそれでも、江戸時代の士農工商の区別から比べれば大きく前進したわけです。

明治政府は、封建時代の古い悪い習わしを、どしどし改めていくよう政治をすすめました。

その頃は、まだ仇討ちや武士に土下座をする習わしが残っていましたが政府はこれらのことも禁止しました。

またチョンマゲを切ってもよいという法令が、出されました。
誰でも、自分の仕事や住所や職業を自由に変えることが出来るようになりました。
また、国民がみんな苗字を付ても、よいことになりました。

それまでは、武士と、農工商のうち領主に許されたものだけに苗字が与えられていたのです。
江戸時代には、身分が違えば結婚も出来ませんでした。

しかし、明治政府は国民が誰とでも結婚できるよう決めました。
結婚や職業が自由になったということは身分の区別が完全になくなったことです。

士農工商という四つの身分が法律の上で、初めて平等に扱われるようになったのです。

国民は誰でも、その生まれた身分によって一生の暮らしを縛られることは無くなりました。



関連記事