今回は民主主義の考えについて、日本の歴史を紹介します。

民主主義の考え

ヨーロッパを戦場として各国とも非常な犠牲を払った第一次世界大戦が終わると人々は心から平和を喜び合いました。

そして、これをきっかけに民主主義の考えが、にわかに広まってきました。

それは、ざイッやpツアの古い皇帝の政治がたおされたこと、また民族自決主義という考えかたが、バリの講和会議で大きくとりあげられ、ポーランドや、チェコスロバキアなどの国々が独立したことなどが、大きく影響したのです。

民本主義とは?

このような民主主義の考え方は日本にも及んできました。

大戦の中で、景気はよくなり人々の生活が高まるとともに日本の社会にも民主主義を取り入れ古い日本を立て直すべきだということを唱える人が出てきました。

その中でも、吉野作造はとくに有名です。

彼は東京大学の政治学の先生でしたが1916年(大正5年)ある雑誌に論文を書き、民本主義(デモグラシー)とはどのようなものか発表しました。

彼の主張する民本主義とは今日の民主主義のことですが内容は少し違います。
吉野作造は、政治の根本は世論を村長したものでなければならない。

そのためには、当時限られた人たちだけしか持つことのできない選挙権をもっと広く一般の人にも広げなければならないと説きました。

この考えは、社会の多くの人々の賛成を得てたいへん流行しました。

丁度都会には、文化生活という新しい暮らし方が盛んになり始めた頃でしたので都会の若い人々は、好んでこの言葉を使いまた文学にも、こういう空気を写したものがつくられはじめました。

そして、このような民主主義の空気は、やがて人々に、その頃の日本の政治のやり方を批判させ、正しい議会政治のあり方について真剣に考えきせるようになりました。

しかし、この民主主義の波もやがて襲ってきた不景気の暗い空気の中でカの弱いものとなり、戦争とともにかき消されてしまいました。